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富貴蘭の水やり方法

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No 写真 ながれ
まず、この様に、からからに乾いたものに水をあげる様にしましょう。(濡れているまま、水をあげると、水ごけに藻が生え、通風が悪くなります)
この様に、汲んでおいた水につけます。
特に、からからに乾いてしまった場合、通常の水やりでは、うまく水がしみ込みません。
この方法のメリットは、どんなに乾いていても、十分に水をやれる事と、鉢に毛虫がついていた場合、この方法で水をやっていると、浮いてくる事です。(ピンセットで取っています)
ウィールスの感染等も、気にする必要があるのかもしれませんが、今までの所、問題はありませんでした。(富貴蘭にもウィールスってあるのだろうか?)
鉢から出てくるこの様な泡が、無くなるまで付けておきます。

 

富貴蘭の水やりに対する考察

本考察は、私の経験より記載している物であり、栽培環境や気象条件等によって、変わります。
本来、実験した結果で書きたかったのですが、条件がうまくそろわず、結果が出揃わなかった為、私のイメージで書いています。(お気づきの点等は、ご連絡ください。)

自然界での水分補給

 自然界では雨が降らなければ、水分補給は出来ないと思われがちですが、木にくっついている富貴蘭は、木の幹からの水分補給があるため、雨が降りにくい時期(夏・冬)以外は、根の成長に程よいBの状態となり、完全な水切れはしません。又、雨が降った時は、Aの状態になり、根が俗に言う玉の様になったりする、根の成長が阻害されやすい状態となります。
 この様な環境で成長している富貴蘭を、鉢で育てる為には、下記点に注意すべきかと思います。
@A領域をすばやく抜ける。→ア.通風を良くする。
AB領域の期間を長くする。→ほど良い水持ちを確保する。
新旧水苔による水持ち具合の比較
 素焼き鉢に水苔で植えられた富貴蘭に付いてですが、もっとも、自然界と違う点は、からからに乾いて、根の成長が阻害される領域Cが存在する事です。
 更に、水苔が古くなると、水持ち具合が悪くなり、Aの領域が少なくなるのは良いのですが、結果的にBの領域が減ってしまい、成長が鈍ります。(ちなみに、水をやりすぎて、藻みたいなぬるぬるが水苔に発生すると、Aの領域が増える事となります。)
よって、うまく育てるには、下記のポイントが有りそうです。
ABの領域を長くする→イ.水苔は、植替えを頻繁にした方が良い。
BCの領域は短く。→ウ.水やりは、乾いたら即やる。
天候による水持ち具合の比較

 梅雨時は、洗濯物が乾かないのと同じ理由で、水苔も乾きにくくなります(2倍以上掛かる時も有ります)。この様な場合、いつもと同じ間隔で水をあげると、B領域が減ってしまい、根の成長が阻害される事があります。
 このような場合は、水やリ間隔を延ばして、A:B:Cの比の内、Bの日数を多くする様にして上げましょう。
@Aの領域は短く。→エ.水やりは、乾くまで待とう。

鉢の種類による水持ち具合の比較
 自分の経験だと、素焼き+素植え(中空でない植え方)を基準に考えると、穴多プラ鉢は乾きやすく、中空植えの楽焼(又はプラ鉢)は乾きにくいです。(特に乾きにくいのは、下に小さい穴が何個か空いているプラ鉢です。)
 どれがベストと言うより、自分の環境に合った鉢を使うべきですね。
私は、以前は、穴無しプラ鉢+中空植えでしたが、近頃は3号素焼鉢+素植えを使っています。
楽焼鉢+中空植えに対する考察
 以上の事より、”なぜ富貴蘭様の鉢として、楽焼鉢に水苔を盛上げた中空植えになったか”について、考えてみます。
 中空植えの上半分は、非常に乾き易い環境となります。つまり、前述の水が付けの辺りに貯まって根の成長が阻害され、玉の様になってしまうのを防止します。
逆に、下半分(鉢の中)は、水分を保有していますので、長い根は勢い良く成長し、更に新しく出た根は、水分を目指して勢いよく伸びるというわけです。
この様に、富貴蘭を成長させるという点においては、見事なまでに良いとこ取りした育て方となっています。
 でも、なぜ、新しい根は、水分目指してまっしぐらに伸びるのでしょう?
それは、多分、元々ある長い根が、新しい根を呼ぶからだと思います。つまり、長い根が無いとどうなるのでしょう?
私の経験(週に一度しか水をやらない人間ですが)では、上半分ぐらい長さの根だけの富貴蘭を楽焼鉢+中空植えで植えると、成長は鈍る様です。結局、上半分は水が乾き易いので、Cの領域だけになってしまうのでしょう。
 このような訳で、実生苗を育てて将来への期待を楽しんでいる私は、素焼鉢を好んで使う様になった訳です。

皆さんも、水やりのア・イ・ウ・エに注意し、自分にあった鉢を見つけ、富貴蘭を楽しんでください。